宣教概略
「幼児の信仰を見よ」
1.「子どもたちを、わたしのところに来させなさい」(16節) キリスト教保育・教会学校・家庭教育の根幹となるみことばである。
2.「邪魔をしてはいけません」(16節)とはどういうことか?
「イエスに触れていただこうと、人々が子どもたちを連れて来た。ところが 弟子たちは彼らを叱った。イエスはそれを見て、憤って弟子たちに言われた
。
『子どもたちを、わたしのところに来させなさい。』」(マルコ10章14節 )
「邪魔をする」とは「叱り」(言葉による制止)である。この背景に「 自分は正しいと確信していて、ほかの人々を見下している」(9節)罪があ る。
具体例が10節から14節に教えられている。こどもの信仰や思いを尊重/ 信頼しないことが問題/大人の罪である。
〈参考〉子供の「供」は「主人のお供をする」のように身分の下位を表す 。 「子供」よりも「子ども」や「こども」という表記が望ましい。
〈参考〉こどもを制止しないキリスト教保育の例(避ける質問) 「課題を達成できた?」「みんなと仲良く遊べた?」
3.「神の国はこのような者たちのものなのです」(16節)
「あなたはわたし(イエス)を愛していますか」にペテロは応答し、イ エスを愛する弟子に変えられた。(ヨハネの福音書21章15-17節)
こど もたちの言葉ならば「大好きなイエスさま」となろう。「子どものよう に神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに入ることはできませ ん。」(ルカの福音書18章17節)を
しっかり心に留めたい。
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