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2023.11.26

稲垣博史師     キリストの香りを放つ

コリント人への手紙第二 2章12節〜17節
聖書のみことば (新改訳聖書2017)   メッセージ  


今週のみことば
しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちをキリストによる凱旋の行列に加え、私たちを通してキリストを知る知識の香りを、いたるところで放ってくださいます。

コリント人への手紙第二 2章14節

「キリストの香りを放つ」

 1. キリストによる勝利の行進の一員として生きる
パウロは時のローマ帝国の凱旋将軍の行進をクリスチャンの姿になぞらえて語っ ている。「神はいつでも、私たちを導いてキリストによる凱旋の行列に加え」と記す。 勝利の将軍はキリストご自身である。 私たちは勝利の軍隊の一員で、 私たちはキリ ストによって罪と死に対する勝利をいただいた。 だが、 私たちは征服された国の捕虜である、という理解もある。 確かにキリスト によって捕らえられ、キリストの奴隷となった者たちでもある (コリント第一 4: 9)。 また、 キリストに従うときに、外からのさまざまな抵抗、 苦しみ、 さげすみ、 侮蔑があることを忘れてはならない。 しかし最終的には、 勝利が約束され、 祝福が 約束されている、 私たちはそれに向かって、 行進を続けるのである。

 2. キリストのかおりを放って生きる
当時の凱旋の行進時には、 良い香りのする香がたかれていたが、 勝利の凱旋の行 進に加わっている私たちを通して、神はキリストを知る知識のかおりを至るところ で香らせてくださるとパウロは語る (14)。 その香りは、キリストを人格的に知る知 識のかおり、キリストとの交わりによってかもし出される品格、 人となり、 態度、 生き方から生まれる香りである (15)。 人間には自分で香りを放つことはできない。 その香りは、神が放ってくださるキリストとの交わりを通して、神が私たちの生ま れつきの香りを、キリストの香りへと変えてくださる (14)。

 3. いのちに至らせる香りか、
それとも 16節で、 パウロが言おうとしているのは、キリストの福音を聞いて、それを受け 入れる人たちにとって、 その福音はいのちへ宣告だが、 キリストの福音を聞いても、 それをあくまでも拒否する人にとっては、その福音は死への宣告になるのだという ことだろう。 だから、 福音を伝えるということは、 いのちか死かのどちらかを選び なさい、 と伝えることに他ならない。 「このような務めにふさわしい者は、いったい だれでしょう」とパウロは叫ぶ。

宣教 「キリストの香りを放つ」 

 コリント人への手紙第二 2章12節〜17節
2:12 私がキリストの福音を伝えるためにトロアスに行ったとき、主は私のために門を開いておられましたが、
2:13 私は、兄弟テトスに会えなかったので、心に安らぎがありませんでした。それで人々に別れを告げて、マケドニアに向けて出発しました。
2:14 しかし、神に感謝します。神はいつでも、私たちをキリストによる凱旋の行列に加え、私たちを通してキリストを知る知識の香りを、いたるところで放ってくださいます。
2:15 私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神に献げられた芳しいキリストの香りなのです。
2:16 滅びる人々にとっては、死から出て死に至らせる香りであり、救われる人々にとっては、いのちから出ていのちに至らせる香りです。このような務めにふさわしい人は、いったいだれでしょうか。
2:17 私たちは、多くの人たちのように、神のことばに混ぜ物をして売ったりせず、誠実な者として、また神から遣わされた者として、神の御前でキリストにあって語るのです。

参照聖句
コリント第一 4: 9
4:9 私はこう思います。神は私たち使徒を、死罪に決まった者のように、最後の出場者として引き出されました。こうして私たちは、世界に対し、御使いたちにも人々にも見せ物になりました。