「人の成功はどこから来るか」 創世記 11:27-12:9
「アプラムは、主が告げられたとおりに出て行った。」12章4節より
1 「生まれ育った父の家を出なさい」
・神はアブラムに、「あなたの土地・・・父の家を離れて、わたしが示す地へ行き とおっしゃった(1)。これは、他の神々を拝んでいたそれまでの生活か
らきっぱりと離れ、神が示す地まで行ってそこに住み、その地で主なる神だけ を神として礼拝する生活を築くようにとの召しであった。
・この箇所を読むとき、私たちも同様の召しをいただいた者であることを示 される。
2 「わたしが示す地へ行きなさい」
・アブラムはまた、全世界をお造りになった神が、彼を通して全世界の人々を 祝福するという約束を神からいただいた (3)。
・以後のアブラムの生涯は、人の目には土地を持たぬただのさすらい人のよ うに見えても、神からの約束と召しに立ち続けるものであった。やがて、地にあ
るすべての者が、アプラムの信じる神の民とされる時が必ず来るのだ (ゼパニ ア3:9)。
3 アブラムは主のことばに従った
・アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。時を移さずただちに。 「主が告げられたとおりに」とあるが、彼は生涯これを貫いた。このことばには
彼の一生が凝縮されている。
・彼は先住民のいるカナンの地の、まずはシェケムの場所へ、つぎにベテルの 東の方へ、さらにネゲプの方まで足を伸ばすことによって(9)、将来必ず神の民
がそこを所有し、礼拝をそこでささげるようになると信じていることを、身を もって証した。
・私たちは神の民とされている者である。アブラムのように信仰の旅路を歩 み通す者であらせていただこう。
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