2024年度   礼拝メッセージ
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宣教題
聖書箇所
2025.03.23
大和昌平師
今はそうさせてほしい

マタイの福音書3章1〜17節

聖書のみことば (新改訳聖書2017)  メッセージ  

「 しかし、イエスは答えられた。「今はそうさせてほしい。このようにして正しいことをすべて実現することが、わたしたちにはふさわしいのです。」そこでヨハネは言われたとおりにした。」
マタイの福音書3章15節

今はそうさせてほしい ( マタイの福音書3章1〜17節)


 「彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。」(エレミヤ32章38セル)
 
預言者たちの預言はイエス・キリストの誕生によって現実となった。 その視点で、マタイの福音書を読んでいきたい。

1. イエス・キリストの系図
 「アブラハムの子、ダビデの子、イエス・キリストの系図」  神が選ばれたイスラエル民族の本流をなす血筋が、イスラエルの歴史の中にその直系が脈打ち、 キリストと呼ばれるイエスは生まれた。
 4人の女の名が刻まれる。遊女に身をやつし舅を騙して子をなすタマル、職業的売春婦ラハブ、イスラエルにとっては異邦人ルツ、ダビデ王がかどわかす勇将ウリヤの妻(バテシェバ)。
 歴史を見据えるなら、男の欲望・醜聞、犠牲となる女というおぞましい現実から目を避けられない。

2. ヘロデ王の毒牙
 ヘロデ王が治めているユダヤにイエスが生まれた時、東方の博士たちが「ユダヤ人の王」の誕生を祝うために訪ねると、警戒心をあらわにする権力者ヘロデ。
 ベツレヘム周辺の2歳以下の男の子を皆殺しにする残虐を行ったヘロデ王。
 この世は最初から、この方(キリスト)を嫌い、殺そうとした記録。

3. バプテスマのヨハネ
 荒野で「悔い改めなさい。天の御国は近づいたから。」と叫ぶ野人ヨハネが現れ、衝撃を与える。  荒野は人間的な安楽を廃した場で、神のことばを聴くところという伝統の場所。
 荒野で神に立ち返るよう悔い改めを叫んだのは預言者たちの姿であり、バプテスマのヨハネはこの預言者の伝統に立ち、ある意味で預言者の全体を背負うように荒野に登場した。
 預言者の声に神の声を聴いた人々は、悔い改めを表わすバプテスマを受けるために出てくる。  パリサイ人やパリサイ人が真実の悔い改めの心もなく受けに来るのを一刀両断するヨハネ 。
 
4.ヨハネから受洗するイエス
 ヨハネは自分は「私の後に来られる方」の奴隷にもなれない、「聖霊と火でバプテスマを授けられる」力ある方がいよいよ来られるのだと、ひたすらイエスを指さした。
 すると、ヨハネのところにイエスが来られる。ヨハネは自分にその資格はないと断るのだが、
「今はそうさせてほしい。このようにして正しいことをすべて実現することが、わたしたちにはふさわしいのです。」と言われ、ヨハネはイエスに授洗する。
神と民が完全に一つになるという約束は、ヨハネにおいても実現はしていない。
 「今はそうさせてほしい」と言われたイエスにおいて神と民は完全に一つとなった。
 その姿を十字架の死と復活まで、目撃証言者としてマタイは福音書に記していく。
 私たちはこの方に会ってはいないが、その証言によってこの方を知り、信じ、愛している。

マタイの福音書3章1〜17節

3:1 そのころバプテスマのヨハネが現れ、ユダヤの荒野で教えを宣べ伝えて、
3:2 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」と言った。
3:3 この人は、預言者イザヤによって「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意せよ。主の通られる道をまっすぐにせよ』」と言われた人である。
3:4 このヨハネはらくだの毛の衣をまとい、腰には革の帯を締め、その食べ物はいなごと野蜜であった。
3:5 そのころ、エルサレム、ユダヤ全土、ヨルダン川周辺のすべての地域から、人々がヨハネのもとにやって来て、
3:6 自分の罪を告白し、ヨルダン川で彼からバプテスマを受けていた。
3:7 ヨハネは、大勢のパリサイ人やサドカイ人が、バプテスマを受けに来るのを見ると、彼らに言った。「まむしの子孫たち、だれが、迫り来る怒りを逃れるようにと教えたのか。
3:8 それなら、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。
3:9 あなたがたは、『われわれの父はアブラハムだ』と心の中で思ってはいけません。言っておきますが、神はこれらの石ころからでも、アブラハムの子らを起こすことができるのです。
3:10 斧はすでに木の根元に置かれています。だから、良い実を結ばない木はすべて切り倒されて、火に投げ込まれます。
3:11 私はあなたがたに、悔い改めのバプテスマを水で授けていますが、私の後に来られる方は私よりも力のある方です。私には、その方の履き物を脱がせて差し上げる資格もありません。その方は聖霊と火であなたがたにバプテスマを授けられます。
3:12 また手に箕を持って、ご自分の脱穀場を隅々まで掃ききよめられます。麦を集めて倉に納め、殻を消えない火で焼き尽くされます。」
3:13 そのころ、イエスはガリラヤからヨルダン川のヨハネのもとに来られた。彼からバプテスマを受けるためであった。
3:14 しかし、ヨハネはそうさせまいとして言った。「私こそ、あなたからバプテスマを受ける必要があるのに、あなたが私のところにおいでになったのですか。」
3:15 しかし、イエスは答えられた。「今はそうさせてほしい。このようにして正しいことをすべて実現することが、わたしたちにはふさわしいのです。」そこでヨハネは言われたとおりにした。
3:16 イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると見よ、天が開け、神の御霊が鳩のようにご自分の上に降って来られるのをご覧になった。
3:17 そして、見よ、天から声があり、こう告げた。「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。」