「天の御国が近づいた」(マタイ4章12〜25節)
現代世界は大国が民主主義以前の帝国を目指しているかの動きを見せている。
古代バビロニアを滅ぼしたアケメネス王朝ペルシアがイラン人の帝国だった。 古代ペルシアは現在のイラク・イランに及ぶ版図を有していた。
1. 闇の中に光を ヨハネが捕らえられて、主イエスはガリラヤに退かれた。
エレミヤより前の預言者イザヤの時代、アッシリア帝国に対抗して北イスラエルとダマスコの同盟への誘いに南ユダのアハズ王は拒否し、あろうことかアッシリアのティグラテ・ピレセル王に助けを求めた。
その結果、占領された北イスラエルの住民はアッシリアに捕囚となり、残った住民はアッシリア直轄の三地域、海沿いの地(ドル)・異邦人のガリラヤ
(メギド)・ヨルダン川のかなた (ギルアデ)に編入される苦難をなめた。
闇の中に住んでいた民が大きな光を見るとイザヤが預言したのは、目の前のアッシリア帝国の蹂躙からの解放であり、かなたには救い主の到来を仰ぎ見ていた。
2. 悔い改めよ。天の御国は近づいた。
預言書は、国家の危機に際し神に信頼せず、人の力に頼ったがゆえの捕囚や国難をなめたことからの解放をまずは告げている。
究極的には、神が王として治める国が近づいたのだから、心を翻して神を神とせよと主イエスは 語った。 悔い改めるとは、根本的な方向転換を意味し、真の拠り所である神に向き直ること。
「イスラエルの家よ。なぜ、あなたがたは死のうとするのか。わたしは、だれが死ぬのも喜ばない。 一神である主のことばー。だから立ち返って、生きよ。」(エゼキエル書18章31-32節)
3. わたしについて来なさい。
主イエスはシモンとアンデレに直接呼びかけられた。
「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。」
私自身も15歳の時にこの主イエスのことばに出会って、魂を揺さぶられる経験をした。 私を呼んでおられる、聖なる方がおられる、という経験は私たちだれもがするものだろう。
キリストを私たち一人ひとりの人生に、「わたしについて来なさい」と呼びかけてくださる。
私たちは死に至るまで、いや死を超えて、このお方に、私の主について行きたい。
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マタイによる福音書4章11〜25節
4:11 すると悪魔はイエスを離れた。そして、見よ、御使いたちが近づいて来てイエスに仕えた。
4:12 イエスはヨハネが捕らえられたと聞いて、ガリラヤに退かれた。
4:13 そしてナザレを離れ、ゼブルンとナフタリの地方にある、湖のほとりの町カペナウムに来て住まわれた。
4:14 これは、預言者イザヤを通して語られたことが成就するためであった。
4:15 「ゼブルンの地とナフタリの地、海沿いの道、ヨルダンの川向こう、異邦人のガリラヤ。
4:16 闇の中に住んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が昇る。」
4:17 この時からイエスは宣教を開始し、「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」と言われた。
4:18 イエスはガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのをご覧になった。彼らは漁師であった。
4:19 イエスは彼らに言われた。「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう。」
4:20 彼らはすぐに網を捨ててイエスに従った。
4:21 イエスはそこから進んで行き、別の二人の兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父ゼベダイと一緒に舟の中で網を繕っているのを見ると、二人をお呼びになった。
4:22 彼らはすぐに舟と父親を残してイエスに従った。
4:23 イエスはガリラヤ全域を巡って会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民の中のあらゆる病、あらゆるわずらいを癒やされた。
4:24 イエスの評判はシリア全域に広まった。それで人々は様々な病や痛みに苦しむ人、悪霊につかれた人、てんかんの人、中風の人など病人たちをみな、みもとに連れて来た。イエスは彼らを癒やされた。
4:25 こうして大勢の群衆が、ガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤ、およびヨルダンの川向こうから来て、イエスに従った。
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